結婚して新生活をスタートさせたばかりだと何かとバタバタして忙しいですよね。
ですが、少し経ってようやく落ち着いて来たかなという頃、「あれ?」と思った人はいませんか。
何でしょう。そう、金銭感覚の違いです。
お金の使い方や何にお金をかけるかという感覚にズレを感じてしまうのです。特に共働きの夫婦に多いようです。
将来のことを考えて貯蓄したい
よくあるのは、一方は堅実でしっかりしているのに、もう一方はあればあるだけ躊躇なくつかってしまうというケースです。
男性と女性ではお金の使い方に対する考えが異なるのです。
男性は仕事の付き合いで飲みに行ったり、部下を食事に誘ったり、また友人との楽しいお酒の席に参加したりと、人付き合いの出費は惜しみません。
女性は日頃頑張って仕事をしているぶん、休日は好きなことをしたいと旅行や趣味、ショッピングにお金をかけます。
一回の出費はそれほどでなくても、これが一年続けばかなりの金額になってしまいます。
先取り貯蓄がおすすめ
そこでおすすめするのが先取り貯蓄です。
給料日に先に一定額を取り分けて貯金します。
また、ボーナスが出るのならそこから少し多めに貯金すると良いでしょう。
取り分けた残りの分は生活費や趣味に使ってしまっても、毎月必ず貯蓄が増えていきます。
家族計画に沿った貯蓄
なんとなく適当に貯金するのではなく、具体的に将来を考えたうえで貯蓄することが大切です。
もし家を購入したいと考えているのなら、頭金はどれくらい必要か、毎月のローンの支払いはいくらになるか、といった具体的なプランを立ててみることです。
また、子供が生まれたら学費や養育費も必要になります。
それらを踏まえて何年でどれくらいの貯蓄をするのか目標を立てましょう。
将来必要になるお金を見越して具体的な数字を出すことで、なんとなく貯蓄するよりも効果的に貯められます。
高価な買い物は話し合ってから
大きな買い物をする時はたいていパートナーに相談すると思いますが、高価なものを相談もなくポンっと買ってきてしまう人っていますよね。
夫婦が揉める原因にもなります。
これを防ぐのにおすすめするのが、お小遣い制です。
お金を自由に使えないことに不満があるかもしれませんが、買う前に話し合う機会を作るということが重要です。
共働きの場合は、二人の収入をひとつの口座にまとめて、そこからお小遣いをおろします。
一方だけに収入がある場合は、口座は二人で管理して、その口座からお小遣いをおろします。
そして決めた額以上の買い物をしたい場合には、必ず夫婦で会議をするのです。
これで、相談もなしに高価な買い物をして帰ってきたという事態を防ぐことができるでしょう。
また、クレジットカードは公共料金などの支払いだけに使って、個人的な買い物に使わないなどのルールを作っておくのも良いかもしれません。
話し合いが平行線…思い切ってプロの手を借りる
一方に無駄な出費を抑えて貯蓄を増やしたいという気持ちがあっても、一方が聞く耳を持たない場合もあります。
そうなると話し合いは平行線です。
そんな時はファイナンシャルプランナーに相談するのもひとつの方法です。
将来的に必要になってくるお金と、現在の収入、支出を提示して適切なアドバイスをもらいましょう。
現実を知ることでお金に対する意識が変わってきます。
実際に数字を見せられると、何も考えずにお金を使ってはいけないと気づかされるものです。
まとめ
お金の問題はとても難しいものです。
節約し過ぎると気持ちまで貧しくなり、お互いの関係がギスギスしてきます。
おおらか過ぎると将来が不安になります。
そのためには無理のない範囲で貯蓄していくことが大切です。
また、年金制度も破綻が懸念されていますので、将来のためのお金は自分たちで何とかしなければなりません。
そのために貯蓄は必要不可欠なのです。
独身の頃と違ってお金を自由に使うことができないのは不満かもしれませんが、家族のためと意識を改めることです。
上手にやりくりをすることで、心豊かな人生を送りましょう。